過喚起発作 転換性障害

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過喚起発作 転換性障害

 

過換気症候群は転換性障害の典型的な症状リストの中にはあげられていません。

 

でも、実際には転換性障害の患者さんでは過換気症候群の症状を呈するケースがけっこう多いのです。

 

 

それでは過換気症候群も転換性障害の症状の一つなのかと言えば、理論的にはそうは思われていないのですね。

 

その理由は、転換性障害の運動失調は随意筋の失調によって起こるものであることが基本だからです。。。

 

 って話が難しくなるから、ややこしい話が苦手な人はこの先パスしてください。 

 

 

では、できるだけ簡単に。

 

呼吸というのは息を吸おうとか、何も意識しなくてもしているものですよね。

 

これは自律神経というものに支配されているからです。

 

 

もちろん、我々は息を止めたり、強く呼吸したり、深呼吸したり、呼吸を随意にもコントロールできます。

 

ところが、過換気症候群は意識でコントロールできない、自律性の呼吸の乱れから過換気になるものだと考えられ、その意味では随意筋の失調が主である転換性障害と普通は診断されないわけです。 

 

 

でも、実は面白い考え方もあります。

 

実は、過換気症候群には二種類あるのではないかというものです。

 

つまり、自律神経支配が乱れて起こる過換気症候群と、随意筋のコントロールがおかしくなって強制的に発生する過換気症候群です。

 

そう考えれば、随意筋の運動障害が主な症状である転換性障害においても過換気症候群は発生しうるわけです。

 

 

もともと呼吸を随意筋で制御できるのは人間以外ではイルカなどの水の中に潜る海獣だけということで、人間はかなり特殊な呼吸のダブルコントロールシステムを持っているのです。

 

そしてそれが他者とのコミュニケーションをとる言語が発達することによって発達したと考えたら?

 

身体障害を作り出すことで不安なことから逃げ、他者からの同情や庇護を誘おうという転換性障害としては、過換気症候群なんか願ったりかなったりの状態ですよね、だって、他者とコミュニケーションが取れない状態にあって苦しんでいることを強烈にアピールできる症状なのですから。 

 

 

ということで、過換気症候群は転換性運動障害の一つとして考えてもいいのではないか、という話、

 

千葉大学の先生が何かで書いているのを読んだことがありますので思い出しながら概説しました。

 

 

面白いですよね、いろんなことを考えるのは。

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