転換性障害 頭痛

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転換性障害で起こる頭痛について

 

 

頭痛は一般人にはその原因も痛みの強さもそう簡単には理解できない症状です。

 

したがって、小学生のころから、仮病を使う子はしばしば「頭痛」ということで保健室に滑り込みます。

 

保険の先生ももちろん、担任の先生には本当かウソかわかりませんからね。

 

 

転換性障害の症状として出てくる頭痛はしかし、けっこう大変なものです。

 

本人は激しい痛みと気分不良を感じていて、顔面蒼白でおう吐することもしばしばです。

 

 

「こんな苦しい状態、仮病でできるわけないじゃないのよ。」

 

本人も、何度もMRIや動脈造影、脳機能検査を受けて何もないことを指摘されるたびに憂鬱になります。

 

 

本当に転換性障害の患者さんの頭痛はなにもないのに痛みだけを感じているのでしょうか?

 

こと、頭痛に関しては、実際に何らかの異常は起こっているのではないかと私は思います。

 

 

たとえば偏頭痛の場合、脳のある特定部位の血流や免疫反応の増強が起こっていることが推測されています。

 

たとえば実験動物に偏頭痛を起こさせたときに、脳のマイクログリア細胞の免疫応答をPET(陽電子放射断層撮影法)を用いて観察すると、

 

偏頭痛の生じている場所でのマイクログリアの活性化がパルス状におこっていることが測定できるというのです。

 


勉強したい人のための 脳のしくみ

 

 

将来的には、人間でも頭痛が起こっている状況の患者さんの脳の免疫活性化応答を観察することが可能になるかもしれません。

 

そのときに、転換性障害による頭痛であると診断されている人の中には、実際に何らかの反応増強が特定部位で起こっている人がけっこういるのではないかと思います。

 

というのも、マイクログリアの免疫反応活性化は脳神経系や、ほかの免疫細胞、あるいは血管内皮や血管平滑筋が放出するサイトカインに応答して起こりうるものだからです。

 

そして、それらの細胞からのサイトカイン放出は心理的な要因に明らかに左右されるのです。

 

 

たとえば、怪我をしている人の画像を見ると、傷を修復するための免疫応答に必要なサイトカイン濃度が上がることがわかっています。

 

そのことから、心理的な影響は少なくとも神経レベルでは器質的に作用しうるのです。

 

 

もちろん、てんかん発作をまねた転換性障害はいろいろと非科学的な動きになるので、無意識がコントロールしている可能性は否めません。

 

ですが、頭痛のような、脳の中で終わるようなシンプルな反応では、

 

潜在意識の働きかけで実際に頭痛のもととなるようなサイトカイン濃度が局所的に発現亢進していても全然不思議ではないと思うのです。

 

 

ちょっと難しい表現の多用でしたね、申し訳ありません。

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