転換性障害 ICD

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転換性障害 ICD分類とDSM分類

 

転換性障害の分類にはアメリカで作られているDSMの基準と国際的な基準として設けられているICDの基準とで分類や考え方が微妙に異なっています。

 

日本ではDSMの基準を採用する医師の方が多いのではないかと思います。

 

ですが、一人一人がそれを病院で標ぼうしているというわけではありません。

 

どの医師がどのような判断基準に従って患者さんを診断しているのか、一人一人のことは私にはわかりかねます。

 

 

ただし、その医師による診断名が転換性障害であった場合にはDSM分類に、

 

解離性転換性障害であった場合にはICD10分類に基づいて患者さんを診断し、治療しようとしていると考えられます。

 

 

DSM分類ではDSMIII以降、最近のDSMVに至っても解離性障害と転換性障害を分離して考えています。

 

そして転換性障害は身体表現性障害の中(仲間)に含めています。

 

それに対して、ICD分類では解離性障害の中の一つの亜型、特に身体症状が出ているものという位置付です。

 

 

どうしてこのようにガイドラインによって診断基準が異なってくるのでしょうか?

 

そして治療方針は大きく異なるのでしょうか?

 

 

原因のところでも書きましたが、転換性障害は身体症状ですが、その身体症状を生み出しているのは精神的なストレスであると考えられています。

 

しかも本人の意識しない潜在意識が受け続けているストレスであると言ってもいいでしょう。

 

どちらの分類方法でも、そうとらえていて、それを治療することが重大だと考えています。

 

その意味では本質的な治療方針は変わりません。

 

 

もちろん、患者さんによっての投薬内容の調整は行いますし、ICDとDSM分類の差は治療薬内容の微妙な差になる可能性もあります。

 

でも、どちらの診断基準で判断されたとしても、転換性障害は心の病期であること、それを治すことを最優先すること、そこに差はありません。

 

 

たとえば転換性障害の背景に数年間続いたうつがあったと判断した場合、

 

一見すると治っているように見える鬱の治療を続けることもある、そういう基本方針はどちらも同じです。

 

 

そういう点では二つのガイドラインの基本方針に大きな違いはありませんから、どちらの先生にかかっても大丈夫です。

 

ただ、ホスピタルショッピングを繰り返している(セカンドオピニオン、サードオピニオンを求める)と、言葉の上で混乱することがあります。

 

大まかには二通りの分類方法と分類名がある、そのことはご留意ください。

 

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なりやすい性格
転換性障害の原因として、患者さんの性格が大きく影響していることは指摘されています。他者への依頼心が強い人は陥りやすい疾患だというのですね。